左の太ももの後ろの痛み

左の太ももの後ろの痛み

今回も許可をいただいて、施術の経過写真です。

中学生の男子が体育で50メートル走の速さ測定前のウォーミングアップ中に左太もも裏に違和感を感じ、本番の50メートル走をした時に、ピキッとした後、太もものうらが痛くなってしまったと、その症状がでたその日に来所。

歩くと痛みが走る状態で、2〜3日前に左膝の裏に違和感と張る感じがあったが、一晩寝ると感じなくなっていたので、治ったと思っていたとのこと。

 

足首の歪みの施術前後     足首の歪み 施術前後  足首の歪み 施術前後

 

体の重心の状態を見ると、左半身にほとんど載っている状態。

左に偏った重心を真ん中に戻す施術をして、それに伴って、骨盤のねじれと、足首の角度を調整。

今回は、症状が出ている左脚の踵(かかと)のみを調整して痛みを取り除くことを優先。
右足の踵(かかと)は触れず。

施術後、歩行しても左太ももの裏の症状をほとんど感じなくなったので、3日後にもう一度来ていただくことにして終了。

 

この方は、ゲームをソファに座ってすることが多く、その時、膝の上に載せた座布団の上にディスプレイを置いてしていて、それが傾かないように、膝をくっつけ、足元は体の中心から外にして脚が三角形状態でいるのが癖になってしまっている。

その結果、足底が外側に傾くようになってしまっている。
今回は更に、重心がほぼ8:2ぐらいの割合で体の左側に載ってしまっていた。

 

また、重心が載る原因となっている骨盤のねじれが左側にいき、骨盤の位置が左斜め前方へ歪んでいる。

その結果、骨盤は左斜め前方へ、体重がかかる足元は、外側に倒れているので右側に引っ張れる状態になっていました。

図的に言えば、左脚を1本の棒とすると、太もも上部は左側に倒れ、足首のある足元は右側に倒れている状態、「/」(スラッシュ)を反対に倒した感じになっている。

その結果、単純に言えば、骨盤は左に、足元は右に引っ張られている状態になり、太ももにその負荷が「力学的」にかかって、太ももの裏側に痛みが出ていた状態になっていました。

重心を真ん中に戻し、骨盤のねじれをとり、足元の傾きも調整して、症状の改善しました。

そして、その原因となっていた座っている時の脚の位置に注意するよう指導しました。

 

※施術の経過には個人差があります。ご了承ください。